2020年7月6日月曜日

ピアノが我が家に来た話(Orgast Holster OH122B)

もしも~ピアノが~弾けたなら~♪




いろいろとご縁があり、我が家にピアノが来ました。

ピアノの裏側ってあまり見る機会ないですよね。
5本支柱のようです

知人伝手で「住宅を取り壊すのでピアノいる?事情があって現物確認は出来ないんだけど…」というお話を頂きました。

せめて、「メーカー名や型番だけでも…」とお願いをし、調べた結果、どうやら昭和の終わり頃に日本で製造されたピアノとの事。

「よく分からんメーカー製とか面白そうじゃん♪」と思いつつ、輸送にアテが無いので近隣のピアノ屋さんに飛び込んで話を。
するとここで偶然の出会い。


「すいません。知人からピアノを譲ってもらえるんですけど、点検とかメンテナンスしてもらえますか?」

ピアノ屋さん「メーカーとか、型番等が分かればおおよそ判断できますよ」

「Orgast Holster というメーカーで、OH122B、製造番号はXXXXXらしいです」

ピアノ屋さん「そのブランドならうちでも取り扱いしてましたよ。もしかしたらうちで販売したピアノかもしれませんから、ちょっと調べてみますね」

そう言い、担当してくれた方がデータを調べること数分

ピアノ屋さん「ありましたね。確かにうちで販売している履歴が残ってましたよ。納入が1982年の4月。最終の調律が1993年の2月ですね」


飛び込みで入ったピアノ屋さんが何と、そのピアノを販売した所だったのです。

これは何かの縁だ!と思い、すぐに知人にピアノを押えてもらいました。

2週間後…

Orgast Holster (大成ピアノ製造)
OH122B
(内部に製造番号品番が刻印されていなかったんですが…)

無事(?)にピアノが届きました。

30年近く放置されていたとの事(最終調律が1993年)で、最悪の想定をしていましたが、とりあえずピアノの形をした物が届きました。

ブランドロゴが右端に書かれているのが珍しいですよね?前足もちょっとゴツめだけど猫足(チッペンデール)




残念ながら、素人目に見ても痛みがある事がわかりました。


内部のハンマーの接着がはがれているようです。
音は鳴りますが、きれいな音ではなかったです。
とにかく、ピアノが我が家に来ました。音楽素人ですけど、やはり生楽器が生活環境にあるというのは幸せだと思います。
これからピアノ屋さんが我が家に点検に来まして、そこでこのピアノのこれからを決めていこうと思います。




ちなみに、昭和の終わりごろは国内でも数多のピアノ製造会社があったようです。
今回我が家に来たピアノもその国産ピアノメーカーのうちの一つでした。


私もこの本を購入しました。当時の資料とネットで集めた情報を纏めたような資料ですが、昨今のネットだけでは調べられなかった情報などもあって面白かったです。
これからピアノを買おうかな~、なんて方には必要ないと思いますけど、「譲って貰える(中古で買おうと思ってる)ピアノが聞いたことないメーカーなんだよなー」という方は、もしかしたらこの本に手がかりがあるかもしれません。
(昔のピアノ業者一覧のような本に4000円出すかどうかは懐疑的ですが。これは本というより資料集なのでしょう)


さて、このピアノ、このあと一体どんな事になるのでしょうか。
私も楽しみです。

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